ご挨拶

 

 
日本人の主食「米」。

その歴史は非常に古く、約3,000年以上前の縄文時代から始まり、中国から九州へと伝わり、弥生時代にかけて日本中に伝わったとされています。雨の降る梅雨の季節があったり、暑い夏の季節があったりと、日本の気候は米作りに非常に適しています。

中でも弊社の所在地である鶴岡市は、月別平均気温・月別平均日照時間が、同じ東北の太平洋側に比べて、米粒が成熟する8月により高くより長くなり、乾燥した東風がおおく発生し、稲にとって重大な病気の「いもち病」などの発生を抑制してくれます。また、米づくりに欠かせない水は、鳥海山、羽黒山・湯殿山・月山の出羽三山、朝日連峰よりミネラルを豊富に含んだ雪解け水が流れ込み、庄内平野の隅々まで潤しています。53,000ヘクタールほどある庄内平野の約70パーセントにあたる37,400ヘクタールが水田という、ここはまさに日本有数の米どころです。

 一方、現在1,000万トンを超える生産能力のある日本の水田は、食生活の多様化と少子高齢化による消費量の減少により、主食用米の生産が約730万トンほどに調整されています。今後益々米の消費量が減少していくことが想定され、また、2018年から国の生産調整が廃止されたことなどから、今日本の米作りが大きな転機を迎えようとしています。

 弊社は、日本有数の米どころ庄内の「米づくり」に真摯に向き合い、「米」を基軸にした産業展開の可能性を探っていきたいと考えています。
3,000年もの長い年月をかけて日本人の主食となり、庄内の多くの農家が携わっている大切な地域資源である「米」。次の世代へ、また次の世代へと引き継いでいかなければなりません。

今後第1次産業としての米づくりを基軸とし(本業力)、2次産業である加工(適応力)、3次産業であるサービス(宣伝・販売力)へと事業範囲を拡大していきます。これに伴い、それぞれの分野での専門知識・技術の研鑽に努めると共に、コンプライアンスを遵守して、「米」並びに伝統的な「米加工食品」に新しい時代の技術や発想を融合させ、安全で、お客様に安心して食べていただける商品を創り続けていきます。
同時に、米づくりを中心とする地域農業の更なる発展のためにお手伝いができればと思っております。

世の中は激しく動いています。これからも株式会社ライズ・インは、社員一人一人が常に緊張感と向上心を持って、現状に満足することなく新しいことにチャレンジし、お客様をはじめとし広く社会に喜んでいただける会社、また、息の長い、成長する会社を創り上げていきたいと考えております。
皆様の引き続きのご支援・ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


ごはんの保管

ごはんが余る場合は熱いうちにお茶碗1杯分づつに小分けをしてラップで包み冷凍しましょう
電子レンジで解凍すると美味しいごはんがいつでもいただけます

いただきます

さあごはんが炊き上がりました
「いただきます」

炊き上がり

お米の粒を潰さないようにしゃもじで釜の周囲を軽くかき混ぜ、底から上へ、ふちから中へと全体をかき混ぜて余分な水分を飛ばしましょう
ここでしっかりかき混ぜないと米同士がくっついたべちゃついたご飯になってしまいます

水加減

水に浸します。
ここですぐ炊飯器の「炊く」ボタンを押したくなりますがお米は水分の吸収力が高い食品です。
ふっくらとした美味しいご飯に炊き上げるため、きれいな水をしっかり吸わせるように夏場は30分、冬場は1時間程度浸水させましょう。

研ぐ

精米したお米の表面は「ぬか層」で覆われています。
研ぐ工程はこの「ぬか層」を取り除く作業になります。
精米技術が進歩した現在ではぬか層の多くが取り除かれていますが、研ぐ工程はご飯の味を左右する大切な作業です。

工程

1.最初は汚れ、不純物を取り除く
まずはお米表面に付着した汚れや小石などの不純物を取り除くため、たっぷりの水で素早くすすぎます。この作業を1、2回行いましょう。
お米は水分や臭いの吸収力が高い食品です。この際大切なのは手早く水を交換することです。

2.研ぐ
お米を握っては離す、あるいは手のひらで押すようにして研ぎます。
現在は精米技術が進んでいるため長い時間研ぐ必要はありません。
研ぎすぎるとぬか層の下部のでんぷんの栄養分も流れ出してしまいます。
1分以内ですばやく終わらせましょう。
ご注意ください:無洗米は「ぬか層」を研磨し取り除いた状態でお届けしています。そのため無洗米では研ぐ工程は必要ありません。

3.洗う
もう研ぐ必要はありません。水を入れて軽くかき混ぜて水を捨てる作業を3~4回行いましょう。
洗い終わったらざるに上げて水を切ります。
水が白く濁る場合がありますが、これはぬかではなくでんぷんです。気にする必要はありません。

計量

美味しいごはんを炊くにはお米と水を正確に計ることが大切です
お米はカップを使ってすりきりピッタリに計るよう心がけましょう

お米の保管

お米は生鮮食品です。
精米後は酸化が進み、経過日数とともに味が落ちてしまいます
精米後はできるだけ早くお召し上がりください

美味しくいただける保管期間の目安

春:1カ月
夏:2週間~1カ月
秋:1カ月半
冬:1カ月半

保管のポイント

● 高温多湿は避けましょう
直射日光を避け湿度の高くないところで保管してください。
お米の保管に最適な温度は、白米・玄米に関わらず、虫の発生を抑えることができる12度以下が理想です。
お米は水分や臭いの吸収力が高い食品です。臭いのきついモノとは分けて保管しましょう。
おすすめは冷蔵庫の野菜室です。

● 密閉保管
乾燥すると割れやすくなりますし、空気に触れると酸化が進行します。
タッパーやジップロック、ペットボトルなどに入れて、容器の蓋をしっかり閉めて保管しましょう。

● 容器を清潔に保ちましょう
虫の発生を防ぐため容器を定期的にお手入れし清潔に保ちましょう
お米の継ぎ足しはしないで一度容器をきれいにしましょう