お米処鶴岡市のご紹介

 
お米処鶴岡市は、山形県の西側、庄内平野にあり、日本海に面しています。
庄内平野を南北で挟むように月山、鳥海山があり、その豊富な栄養分を赤川、最上川が庄内平野に運んできてくれます。
この写真の真ん中、一番上に写っているのが鳥海山です。
8月の日照時間は、平均200時間と長く、田んぼに日光が充分に当たるため、稲が丈夫に育ちます。
また、8月は平均気温も高く、日照時間、平均気温とも太平洋側の仙台と比べて高くなります。
これは太平洋側からの季節風が、奥羽山脈と出羽山地を越えて乾燥した高温な空気を運んでくるためだといわれています。
乾いた風は稲を乾かしてくれるため、病気を防ぐ働きもあります。
とはいえ、人間の身体には、正直、夏の農作業はきついです。
そんな恵みの夏がある鶴岡市ですが、冬は海からの季節風が猛威を振るい、大雪はもちろん、数メートル前が見えない吹雪をもたらします。
住んでいる私たちには辛い冬ですが、田んぼの温度を下げて、病気をもたらす菌を弱らせてくれるため、稲にはありがたい冬になります。
四季がはっきりしていて、栄養分豊富な水が川から流れてくる広い平野にある鶴岡市は、お米を作るのに理想的な場所ですが、当然のようにお米以外にも美味しい食材がたくさんあります。
春の山菜、夏のだだちゃ豆(枝豆)、庄内砂丘メロン、民田茄子、岩ガキ、秋のきのこ、かぶ、冬の庄内柿、岩海苔、寒ダラとパッと思いつくだけでこれだけあります。
海と山と川があり、温泉もあり、何よりお米をはじめとした美味しい食べ物が豊富な鶴岡に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ごはんの保管

ごはんが余る場合は熱いうちにお茶碗1杯分づつに小分けをしてラップで包み冷凍しましょう
電子レンジで解凍すると美味しいごはんがいつでもいただけます

いただきます

さあごはんが炊き上がりました
「いただきます」

炊き上がり

お米の粒を潰さないようにしゃもじで釜の周囲を軽くかき混ぜ、底から上へ、ふちから中へと全体をかき混ぜて余分な水分を飛ばしましょう
ここでしっかりかき混ぜないと米同士がくっついたべちゃついたご飯になってしまいます

水加減

水に浸します。
ここですぐ炊飯器の「炊く」ボタンを押したくなりますがお米は水分の吸収力が高い食品です。
ふっくらとした美味しいご飯に炊き上げるため、きれいな水をしっかり吸わせるように夏場は30分、冬場は1時間程度浸水させましょう。

研ぐ

精米したお米の表面は「ぬか層」で覆われています。
研ぐ工程はこの「ぬか層」を取り除く作業になります。
精米技術が進歩した現在ではぬか層の多くが取り除かれていますが、研ぐ工程はご飯の味を左右する大切な作業です。

工程

1.最初は汚れ、不純物を取り除く
まずはお米表面に付着した汚れや小石などの不純物を取り除くため、たっぷりの水で素早くすすぎます。この作業を1、2回行いましょう。
お米は水分や臭いの吸収力が高い食品です。この際大切なのは手早く水を交換することです。

2.研ぐ
お米を握っては離す、あるいは手のひらで押すようにして研ぎます。
現在は精米技術が進んでいるため長い時間研ぐ必要はありません。
研ぎすぎるとぬか層の下部のでんぷんの栄養分も流れ出してしまいます。
1分以内ですばやく終わらせましょう。
ご注意ください:無洗米は「ぬか層」を研磨し取り除いた状態でお届けしています。そのため無洗米では研ぐ工程は必要ありません。

3.洗う
もう研ぐ必要はありません。水を入れて軽くかき混ぜて水を捨てる作業を3~4回行いましょう。
洗い終わったらざるに上げて水を切ります。
水が白く濁る場合がありますが、これはぬかではなくでんぷんです。気にする必要はありません。

計量

美味しいごはんを炊くにはお米と水を正確に計ることが大切です
お米はカップを使ってすりきりピッタリに計るよう心がけましょう

お米の保管

お米は生鮮食品です。
精米後は酸化が進み、経過日数とともに味が落ちてしまいます
精米後はできるだけ早くお召し上がりください

美味しくいただける保管期間の目安

春:1カ月
夏:2週間~1カ月
秋:1カ月半
冬:1カ月半

保管のポイント

● 高温多湿は避けましょう
直射日光を避け湿度の高くないところで保管してください。
お米の保管に最適な温度は、白米・玄米に関わらず、虫の発生を抑えることができる12度以下が理想です。
お米は水分や臭いの吸収力が高い食品です。臭いのきついモノとは分けて保管しましょう。
おすすめは冷蔵庫の野菜室です。

● 密閉保管
乾燥すると割れやすくなりますし、空気に触れると酸化が進行します。
タッパーやジップロック、ペットボトルなどに入れて、容器の蓋をしっかり閉めて保管しましょう。

● 容器を清潔に保ちましょう
虫の発生を防ぐため容器を定期的にお手入れし清潔に保ちましょう
お米の継ぎ足しはしないで一度容器をきれいにしましょう